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東北初 仙台育英学園高校で大学生によるデータ活用の放課後学習サポート2023年03月24日

~バーチャル空間での実施結果を基に23年度よりコース全体で導入、ベネッセ・Classiと共同で教員の負担軽減目指す~

大学生メンターによる校内塾運営で学校の働き方改革を支援し、首都圏最大規模の導入学数を誇る株式会社トモノカイ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:徳岡臣紀)はこのほど、2022年4月から提供している高等学校・中高一貫校を対象にした学習データ活用の放課後学習支援プログラムを、宮城県仙台市の仙台育英学園高等学校で実施しました。

同プログラムはICT教育と教員の負担軽減の推進、学習の個別最適化を目的に、全国最大規模の模試を提供する株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市、代表取締役社長:小林 仁、以下ベネッセ)と全国の高等学校で導入されている教育プラットフォームを展開しAI搭載の個別最適な学習機能を提供しているClassi株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:加藤 理啓、以下Classi)と連携したものです。

仙台育英学園高校は部活動に注力するため推薦入試で大学を受験する生徒が多く、部活を続けながら大学進学後の授業理解に必要な基礎学力を身に付けるため、サポートを活用することになりました。「英進進学コース」の高校2年39名を対象に、2022年10月17日から11月21日の5回にわたり計9時間、英語の学習サポートを行いました。

ベネッセの模試による英語力や学習姿勢などのデータをもとに担任教諭が生徒を8グループに分け、生徒3~6人につきトモノカイが派遣する大学生メンターが1人ずつついてバーチャル空間上でアドバイスしました。10月には3回にわたるグループ演習を行い、11月は模試受験後の振り返りと復習を実施。最終回はメンターそれぞれが所属する東京大や早稲田大、東京理科大、東京学芸大など8大学の特色や現在学んでいること、高校で勉強する科目が大学でどう役にたっているかなどを各グループで順番にスライドを使って紹介しました。

進路意識データと教員の判断を掛け合わせたグループにより、部活帰宅後の時間でも出席率90%前後と積極的に学び合う姿勢が見られました。模試の振り返りに参加した生徒は解けなかった英語の長文問題などについてメンターに質問、大学生は基本的な文法の構造を生徒目線で丁寧に説明し、自身が高校生のときに実践していた勉強法を紹介するなど、キャリア意識の醸成にもつながる関係構築も確認できました。自身のアバターとバーチャル空間の学習環境で、生徒たちはリラックスしながら学んでいました。

この結果を踏まえ、2023年4月からは、同コースの生徒全体に取組みを拡大、教員の働き方改革とも連携していきます。

同校の加藤聖一校長室長は「生徒の個別のデータとICTツールを活用した、大学生メンターによるオンライン学習プログラムを、部活生も帰宅後に参加できるバーチャル空間での実施は東北の高等学校初です(※)。一般入試以外の受験が広がり教員の指導負担が増えるなか、大学生のサポートを受けながら、大学での学びや将来像を具体的にイメージでき、大学進学に不可欠な基礎的学力と学習習慣を身に着けた生徒がますます増えることを期待しています」としています。(※)トモノカイ調べ

■放課後学習プログラムの連携内容

まずベネッセの模試やスタディーサポート、進路マップなどを学校が実施し、学習課題や学習姿勢についての客観データを作成します。次にClassiがそれらのデータをAI診断により分析して、先生や生徒、トモノカイが派遣する大学生の学習メンターに、生徒ひとりひとりに合わせた単元別ドリルや効果的な学習方法を共有します。学習メンターはClassiからの提案内容をもとに、学校の教育目標や生徒の特性に合わせて教科指導やモチベーション向上のためのアドバイスをします。データは校内塾だけでなく授業や家庭学習にも利用できるよう、学習メンターが教員や生徒にデータ活用のサポートも行います。

【仙台育英学園高等学校について】
学校法人仙台育英学園は仙台育英学園高等学校と秀光中学校を擁し、1905年に故加藤利吉氏が私塾「英育会」(その後の育英塾)を開塾して以来、「至誠」「質実剛健」「自治進取」を建学の精神に7万人もの卒業生を輩出。2023年4月には全日制課程である仙台育英学園沖縄高等学校(設置認可申請中)を沖縄県沖縄市に開校予定である。仙台育英学園高校は全国高校野球選手権大会の出場常連校として知られ、今夏の第104回大会では東北勢として初優勝を果たした。2022年10月1日で創立117周年を迎えた。
https://www.sendaiikuei.ed.jp/hs/

【株式会社トモノカイについて】
株式会社トモノカイは、東京大学家庭教師サークルを母体に2000年設立、以降23万人の登録大学生を軸に教育業界をサポートする事業を展開しています。学校向けには教員の働き方改革や学校改革を目的に、放課後学習支援を展開し、現在首都圏を中心に延べ50校超の学校を支援しています。その他、今年度から高等学校で必修科目となった「総合的な探究の時間」の授業サポートなど大学生の専門性を活かしたプログラムなども実施し、大学生をパートナーとして多様な生徒、学校現場に寄り添った学習支援プログラムを構築しています。https://www.tomonokai-corp.com/

【Classi株式会社について】
Classiは<子どもの無限の可能性を解き放ち学びの形を進化させる>をミッションとして掲げ、教育プラットフォーム「Classi」を全国の高校および中高一貫校に提供しています。学校(School)× テクノロジー(Technology)を組み合わせた「SchoolTech」を推進し、生徒一人ひとりが主体的に学ぶ意欲と学び続ける力を先生とともに育んでいけるようサポートします。h
https://classi.jp/

【株式会社ベネッセコーポレーションについて】
株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山県岡山市、創業年月日1955 年 1 月28 日、代表取締役社長:小林 仁)は、「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」「進研模試」など国内外での教育事業、「たまごクラブ」「ひよこクラブ」といった雑誌などの生活事業を展開し、一人ひとりの「よく生きる」を支える商品・サービスの提供を行っています。
https://www.benesse.co.jp/

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