大学における推薦・AO入試の増加に対する現役学生の賛否は半々、実際に推薦・AO入試の問題点を経験したという声も多数2014年03月17日
株式会社トモノカイ (所在地:東京都渋谷区 代表取締役:徳岡臣紀) は現役大学生・大学院生を対象に、大学入試における推薦・AO入試に関するアンケート調査を、弊社独自媒体である情報ポータルサイト教員ステーションおよびメールマガジンt-newsで行なった。株式会社トモノカイ (所在地:東京都渋谷区 代表取締役:徳岡臣紀) は現役大学生・大学院生を対象に、大学入試における推薦・AO入試に関するアンケート調査を、弊社独自媒体である情報ポータルサイト教員ステーションおよびメールマガジンt-newsで行なった。
<推薦・AO入試の増加に対する大学生・大学院生の賛否はほぼ半々、実際に推薦・AO入試の問題点を経験したという声も多数>
東京大学が2016年度からの推薦入試の導入に乗り出し、また私立大学においてはすでに入学者の半数以上が推薦・AO入試合格者で占められているなど増加傾向にある推薦・AO入試ですが、それに対する大学生・大学院生の賛否は、賛成が49%、反対が51%と、ほぼ半々に分かれる結果が出ました。賛成派の理由としては、「推薦入試合格者は意欲が高い人が多く、幅広い分野に興味を持ち行動力があるので友人としても刺激になる」「ボランティアなどで大きく社会貢献したり、スポーツの面で優秀な成績を残したものについても評価すべき」といった声が見られました。これに対して反対派からは、「推薦、AO入試は従来の入試方法より高校までの学力を軽視した選抜方法である」「大学受験という、ほとんどみんなが経験する、人生における大きな困難を楽にパスしてしまうのは、挫折や喜びを経験する大切な機会を欠いてしまっている」といった理由が挙げられました。
加えて、「『学力不問入試』と批判される推薦・AO入試ですが、実際あなた自身の経験において、推薦・AO入試の問題点を感じたことがありますか?」と問うたところ、「今、自分のいる大学において、推薦入試で入学した人と一般入試で合格した人との間に著しい学力の違いがあります」「学力不足で、結局大学の講義についていけない学生が多く感じるし、その人達が怠けることで、優秀だった学生がどんどん引きずられていっていた」「中学英語も出来ない子がスポーツ推薦で同じクラスになった時は、浪人までした自分の努力を疑った」など多数の意見が寄せられ、実際に推薦・AO入試による問題を肌で感じている学生が多くいることがわかった。
《推薦・AO入試を導入する大学が増えることについて、あなた自身は賛成ですか、反対ですか》
賛成 ・・・・・・・・・・・ 90人
反対 ・・・・・・・・・・・ 92人
各回答の具体的な内容やグラフなどは、記事として以下のURL先にまとめています。
・http://www.kyoushi.jp/entries/1824
・http://www.kyoushi.jp/entries/1828
【調査概要】
調査会社:株式会社 トモノカイ
調査方法:WEBアンケ―ト
調査対象: 教員ステーションおよびt-newsのユーザーである大学生・大学院生
有効回答数:182人
調査日時:2014年2月18日~2月25日
調査項目:
推薦・AO入試を導入する大学が増えることについて、あなた自身は賛成ですか、それとも反対ですか。(択一)
その理由はなぜですか。(自由)
「学力不問入試」と批判される推薦・AO入試ですが、実際あなた自身の経験において、推薦・AO入試の問題点を感じたことがありますか?もしあればその経験についてお書きください。(自由)
【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:株式会社トモノカイ
担当者名:原口陽一郎
TEL:03-5766-2006
Email:tnews_sp@tomonokai.net