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8割超の現役学生が「日本で教員になりたくない」:多忙を極める教員という仕事を忌避する声多数2014年08月11日

株式会社トモノカイ (所在地:東京都渋谷区 代表取締役:徳岡臣紀) は現役大学生・大学院生を対象に、日本の教員についてのアンケート調査を、弊社独自媒体である情報ポータルサイト教員ステーションおよびメールマガジンt-newsで行なった。株式会社トモノカイ (所在地:東京都渋谷区 代表取締役:徳岡臣紀) は現役大学生・大学院生を対象に、日本の教員についてのアンケート調査を、弊社独自媒体である情報ポータルサイト教員ステーションおよびメールマガジンt-newsで行なった。

<日本で教員になりたいと思う現役学生は2割以下、8割超が「なりたいと思わない」>
今年6月に発表されたOECDの調査によると、日本の教員の勤務時間が平均週54時間と、参加国中最長であることがわかった。この調査結果を提示したうえで、現役大学生・大学院生268名に対し、日本で教員になりたいと思うかどうかを尋ねたところ、「強く思う」「思う」と答えたのは全体の19%にとどまり、「あまり思わない」「思わない」と答えたのが全体の8割を超える結果となった。
「強く思う」「思う」と回答した人に対してはさらに、多忙である日本の教員になりたいと思う理由は何かを尋ねた。その結果、「教員のやりがいは人を育てていくことです。そのためには勤務時間などあってないようなもの」「大変なのは先生を見てても分かるが、ただ、それを上回る楽しさがあると思う」「大変だが、それ以上社会的に意義のある仕事だ」といった声が寄せられ、教員という仕事が、その忙しさを補って余りあるほどの高い価値をもつという考えが見受けられた。
一方、「あまり思わない」「思わない」と回答した人には、日本の教員の勤務実態に対する自由な意見を求めた。すると、「日本の教員の労働条件は、教員の仕事に対する情熱で無理矢理支えられている印象がある」「授業以外の仕事が多忙すぎて、生徒ひとりひとりに時間を割くことができない」など教員の多忙さを問題視する声や、「長時間の労働に対し、少ない給与で働いている」と給与の低さを指摘する声、さらに「最近はモンスターペアレントも増えているし、子供に叱るだけで苦情がくる。いじめが発覚すると教師も責められるし、まったくなりたいと思えない」など、教員をとりまく周囲の環境の悪化を訴える声が寄せられた。

《OECDの調査で、日本の教員の多忙さが明らかになりましたが、そうした状況をふまえたうえで、あなたは日本で教員になりたいと思いますか》
強く思う ・・・・・・・・・・・・・・・ 12
思う ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39
あまり思わない ・・・・・・・・・・・・ 120
思わない ・・・・・・・・・・・・・・・ 97

各回答の具体的な内容やグラフなどは、記事として以下のURL先にまとめています。
・http://www.kyoushi.jp/entries/2677 (8/9公開)
・http://www.kyoushi.jp/entries/2678 (8/10公開)
・http://www.kyoushi.jp/entries/2679 (8/11公開)

【調査概要】
調査会社:株式会社 トモノカイ
調査方法:WEBアンケ―ト
調査対象:教員ステーションおよびt-newsのユーザーである大学生・大学院生
有効回答数:268人
調査日時:2014年7月15日~7月21日
調査項目:
1.OECDの調査で、日本の教員の多忙さが明らかになりましたが、そうした状況をふまえたうえで、あなたは日本で教員になりたいと思いますか。(択一)
2.[強く思う・思うと回答した方]勤務時間の長さなどを知りながらも、それでもあなたが教員になりたいと思うのはなぜですか。(自由)
3.[あまり思わない・思わないと回答した方]あなたは、上記のような日本の教員の勤務実態についてどのようなことを思いますか。ご自由にお書きください(自由)

【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:株式会社トモノカイ
担当者名:原口陽一郎
TEL:03-5766-2006

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